GSC月例報告 夏山・<白山紀行> 真夏日、白山の「お花畑」と「お池巡り」を楽しむ汗だくの登行。8月2日、延び延びの7月例会を快晴の下、石川県の最高峰「白山・御前峰(ごぜんみね)2702m」にアタックの為、市ノ瀬ビジターセンターの先「別当出会」に到着したのは午前九時前、既に「駐車場満車」にて、係員の誘導で指定場所へ。 思った以上の人気にて一同驚きましたが、とにかく登山準備を整え「登山口」に立ったのは九時半でした。 「登山計画書」提出、さあ、いよいよ処女峰・白山の登行開始です。砂防新道・「別当覗き」(現在も「自然崩落」がつづく)を眺め、中飯場へ。木立の道なれど非常に暑く、早目の昼食、そしてまた登る。思った以上に時間をロスし「甚之助小屋」を経て水平道分岐に辿り着いたのは、午後二時半を過ぎようとしていました。 理由は、金沢中央小学校生徒達のスピードに驚きながら、道を譲らざるを得なく、当然に時間かかった結果です。 さて、ここから「観光新道・黒ボコ岩」への「十二曲り」、一番の難所です。さらに暑く、そしてひた落ちる汗ときつい斜度、幾つものパーティーに道を譲り「観光新道出会」(黒ボコ岩)に達したのは四時過ぎ、その時ガスに覆われていた頂上がくっきりと浮かび上がった。やはり「名峰」を感じさせる容貌である。 瞬間をカメラに収め、弥陀ヶ原の木道にて「黒ユリ」を眺め、最後のガレ場をなんとか登りきり「宿舎・室堂ビジターセンター」には午後五時過ぎの到着でした。 夕食は三班に別れ、我々が食事を終えたのは、日も落ちかけ夕闇の迫る頃でした。満天の星を眺め「白川夜船」までにたいした時間はかからず、目覚めは午前五時半、朝食までの時間「高原のさわやかな朝の光」を浴び久しぶりの「ゆっくりとした時間」を満喫した。 朝食の後「本宮」にお参りそして目指す「頂上・御前峰」に。途中、青石(天地界の目印)を過ぎると天孫降臨の「高天ケ原」。流石に足が重く登頂に約一時間要しましたが、すばらしい眺望を頂きました。さらに「お池巡り」(残雪の残る池の色は、一時、疲れを忘れさせてくれ)、室堂に戻ったのは十一時前、日陰を探し「昼食」とし、下山開始時間を十二時と予定しました。 下山ルートは、登りのルートでなく「エコーライン」。弥陀ヶ原の湿原を横切り、高山植物を愛でながら水平道分岐に午後二時、すぐ下の甚之助小屋で顔を洗い、中飯場には午後三時そして、別当出会には午後四時過ぎの到着でした。 やはり、年のせいか後半はバテぎみでしたが、驚いた事に「高齢者の男女、特に女性の方がその六割」を越え、非常に多くの方々が「登山」に親しんでおられ、昨夜の「室堂・宿泊者」は500名その内約七割が女性で、私が「山屋」と呼ばれた頃には到底考えられない「今」の事情に、己の時間の経過を実感しました。 下山後の我々の楽しみの一つ「天然温泉」は、「町営・展望の湯」が定休日の為、白峰町内にある「総湯」へ!地元の方が多く、スベスベの温泉を頂き、帰阪の途につきました。辛さはあれど「山」の魅力には・・・。 次回は、「夜間登山」・伊吹山の予定です。 ☆八月の仏声人語・・・生き甲斐は、全力で流す「汗と涙」たれ! <コラム>お尋ね下さい。
by srd52834
| 2006-08-06 12:34
| トレッキング
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