時事ーいったい誰の為・・?-号外 <住民基本台帳> 総務省の進める住基台帳(1967年制定、「何人でも閲覧請求できる」と定めている)、氏名・住所・性別・生年月日を記載した閲覧件数が、04年度の集計で150万件に達した。 その内、約6割以上がD/M(ダイレクトメール)など営利目的の民間業者の請求で占められ、「いったい誰の為の方策」と言わざるを得ない法律である事が、これから問われる事になりそうである。 とにかく請求業者の「実態調査」を法人登記で確認していた自治体は、約4割で之の実態は不透明な部分が多い。 記憶では、この法律が国会を経て法制化される段階の謳い文句は、住民に取っての有益性にあった筈であるが、請求者の実態は営業活動が群を抜き、その他「市場調査」11%・「世論調査」8%が続き、総務省の云う「本来の目的」にはほど遠い利用の実態は、この政策事態「ほんとうに国民に便利な」ものか疑わざるを得ない。閲覧の規制論議は、「一定の制限」を設ける方向で検討されているが、財政赤字を抱える国策とは、いったい何をして言わしめるのか、・? 国民にはさっぱり理解できず、「役人の為の」方策ではあるまいか・・・? 住基ネットにしても、5月30日金沢地裁にて「個人離脱を認め」、翌31日名古屋地裁では「個人離脱を認めない」と判決され、いずれも控訴されているが、個人情報が売買される現状を鑑み、犯罪に利用されている事を併せ考えれば、国民の為の「方策」でない事は否めない事実であろう。 [報道資料] ★七月の仏声人語・・「もったいない」 <世紀末の『変』へどうぞ!>
by srd52834
| 2005-07-01 16:09
| 「現代社会を考える」→時事
|
カテゴリ
フォロー中のブログ
以前の記事
2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||