オピニオンー「ある社説」 <自殺者ー激増の波紋> 日本に於ける年間自殺者数は、8年連続で3万人を越えたそうである。先進国トップの「自殺大国」との報道に、将来の「日本」を憂うとの執筆であったが、やはり、「格差の拡大」のなせる結果であろうか・・・? いや、それだけではあるまい・・・! 参院の法案(超党派議員による)に官房長官をトップに、厚労相・総務相ら関係閣僚を集めた「自殺総合対策会議」の設立とある。確かに、自殺防止の為の「情報収集と分析」は、必要でしょう。(自殺対策基本法成立) 自殺は、個人的問題でしょうが、社会的要因も大きいと思われます。 だが、これの防止に決め手は、全くありません。日本同様に悩める「フィンランド」の対策は、自殺未遂者のケア及び遺族への支援を以って、少し好転の兆しが視得ているらしいとの報告があります。 (暗中模索の国多し) 日本の「自殺者」の原因分析では、推測ではあるが目立って増えつつある「中高年男性」の悩み、「責任が重くなる一方で、定年も近づくし子どもも巣立ち、自分の「親の死」に直面する等心の移り変わりが看て取れ、総体的に「心の悩み相談窓口」の必要性が考えられています。 しかし、原因は多方面に及ぶとしても「人間」そのものが「軟弱」に成り過ぎてしまった帰来にあるのでは・・。 無宗教と云われる「我が日本」の考え方そのものにも問題がありそうである。社会問題として話題に上る「フリーター・ニート」に看られるとおり、心の中に「もったいない」(無駄な時間すら)の感覚すら薄れ、飽食時代の今、全世代が今一度探らなければ成らない「心の葛藤」の処理に関し、「親の復権」と共に、「働き方の見直し」が必要では・・・さすれば、少子化の問題解決への糸口も掴めるのではあるまいか・・? 現代の影、「高学歴」に惑わされた為の挫折者も少なくないであろう。その一方、伝統の「物創り日本」に肝心の「職人」が育たず、これらの要因も考慮せず、「もったいない」の心が薄れ「使い捨て」政策(例=PL法)が継続されるようでは、「人としての我慢」も無くなり、結果、「殺伐とした」さらに「人との拘わりの希薄さ」にも及び、国家の礎も崩壊すると考えるのだが・・・・。 ☆6月の仏声人語・・・もう少し、生きてみませんか・・? <東京裁判>ぜひ!ご覧頂きたい。
by srd52834
| 2006-06-22 13:37
| 「現代社会を考える」→時事
|
カテゴリ
フォロー中のブログ
以前の記事
2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||