閑話ー「退官老人の『ぼやき』」 <「こと」の本質を知ろう!> 最近、日本をはじめあらゆる国のメディア報道による「尾ひれ」にはヘキヘキする。特に、日本の民放TVにては「視聴率」に縛られているせいか・・・尾ひれにより「ことの本質」を正しく観・考えさせる行為を、いたずらに遮断している構成が見受けられる。 例えば、東京・港区の公営住宅に於ける「エレベーターの事故」。高校生にも拘わらず、自転車に乗ったままエレベータに乗り且つ、その状態で目的階で後進にて降りようとした結果の「悲惨な事故」と聞き及ぶに至り、死者を鞭打つ感情でなく、この子の行為は「年齢考慮の常識」を逸脱したものであり、恐らく、廊下もそのまま疾走した事も伺える。仮に原因が、この事故は避けられない「エレベータの保守点検や製造過程の欠陥」にあったとしても、この若き少年が自転車を「常識どおり」押して乗っていたら・・と思うと残念に思えてならない。 殺伐とした現代、我々は、ほんとに「平和ボケ」してはいないだろうか・・・? あってはならない事であるが、「機械の誤作動」は有り得ない事ではなく、便利にかぶれず「利用の心得」を併せ考える事も必要である。 残念にも、現在のマスコミ報道での「欠落した事項」の結果(現代社会の穴)と考えるざるを得ない。事故・事件の裏に潜む大切な意味合いの報道が、「伝道の礎」の筈であろうに・・。(親の背中も同様でしょう!) 誰が云ったか、「人間は怠惰な動物である。」と。 便利に甘えた行動は「いつか己に降掛る」と祖父母から繰り返し教わった覚えがある。話は飛躍するが、車社会の現代「車線変更」の場合に看られる「己勝手」さ。キープレーンが原則の筈、止む無く変更する場合の対処は、車間を取り「後続に手を挙げる」のが常識である。(ハザード・ランプの使用は、邪道である) こうした相手を重んずる行為が、「事故」を防ぎ、お互いに「思いやり」の社会土壌を構築して「やさしい世の中」に成長するものと確信する。そして、「身勝手な輩」(M&Aの村上)が多くなっている現代は、日本の社会(民族伝統)の構成要件が壊され、より殺伐とした社会に変貌する事を覚悟しなければならない重大事であろうと考える。 最近の「子どもの受難」とて、己勝手な人間が誘発する「人災」の感を拭えない。人が「心に望郷の念」を抱き、「自己啓発」の出来る人種に戻れるか、「勝ち組」「負け組み」の論議前に考えなければならない大切な「人の道」(道徳)ではあるまいか・・?(敬称略) ☆6月の仏声人語・・・もう少し、生きてみませんか・・? <問題・?>お尋ね下さい。
by srd52834
| 2006-06-08 12:38
| 「現代社会を考える」→時事
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